木下裕布

 私は2013年の7月から2014年の6月まで、アメリカのミシガン州に一年間留学しました。
私が行った団体はYFUという団体で、その団体はホストファミリーに会う前に自由参加の語学キャンプというのがありました。その語学キャンプでは実際のアメリカ人の高校生と10日間一緒に過ごすのですが、そこではみんなゆっくり話してくれるし、分からないところがあれば日本人の友達に聞けるので比較的簡単でした。でも実際、ホストファミリーと過ごしてみると通じないことがたくさんあって、自分の英語力を過信していたことに気づかされました。
私のホストファミリーは最初、二週間だけのウェルカムファミリーだったのですが、私は個人的にホストファミリーをいろいろ変えるのは嫌だなーと思っていたので、その二週間すごくいろんなことを手伝ったり、自分はこの家に居たいんだということを伝えていきました。すると二週間後、ホストファミリーが一年間居てくれていいよと言ってくれました。自分の気持ちを伝えることの大切さがわかった二週間でした。一年間私のホストをしてくれることになった家族は、八人兄弟でいつも誰かが家にいて遊んでいたのですごく楽しかったです。お父さんがアラブの人で、お母さんがアメリカ人だったので、食べ物も行事もアメリカとアラブどっちもあって、一つの家庭で二つの文化を学ぶことができて自分的に得した気分でした。
 最初の一か月は夏休みだったので、それほど苦労することもなく生活できたのですが、学校が始まってからがとても大変でした。学校初日、私のことを知っている人は全くいませんでした。だから私は、自分を売り込むことから始めました。授業は毎時間教室が変わるので、毎時間近くの席に座っている人に自分は日本からの留学生で、あまり英語がうまくないからわからなかったら助けて欲しいというのを伝えました。すると周りの生徒たちはいつも快く助けてくれました。私の学校生活はすごく順調に進んで、分からないところも先生に聞けば教えてくれたし、友達もいっぱいできてすごく楽しかったです。
私は高校三年生として入ったので、向こうの学校の卒業も体験できました。一年間アメリカで勉強して、いい意味で自分はすごく恵まれているんだということ、たった一年だけどその一年がどれほど大きな一年なのかということ、とにかく一番大事なのはやりたいという強い気持ちなんだということを実感しました。将来やりたいこともアメリカに行くことによって明確に決まり、もっともっと頑張ろうと思えました。