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クラブ活動ガイドライン
2019年2月28日
大阪女学院中学校・高等学校「学校の部活動に係る活動方針」
1. 本方針策定趣旨
部活動は、学校教育がめざす生きる力の育成、豊かな学校生活を実現させる役割を果たしている。活動意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、単に、知識・技術・競技力を向上させるだけでなく、多様な活動・経験を通して、人間的な成長をめざすことを目的としている。
しかし、部活動における過度な練習は、生徒の心身のバランスのとれた発達を妨げたり、教員の長時間勤務の要因の一つとなっている。よって、スポーツ庁や文化庁の策定ガイドライン(スポーツ庁2018.3.19 ・文化庁2018.12.31) に則り、部活動の適切な取り組みについて、本方針を策定する。
2. 運営について
- 校長は、学校設置者の「方針」に則り、毎年度「学校の方針を」を策定し公表する。また、年間及び毎月の活動計画を作成し、計画的な活動を行うとともに、保護者にも理解と協力を求める。
- 校長は、毎月の活動計画及び活動実績の確認を行い、把握することで、生徒が安全にスポーツ活動を行っていることと、教員の負担が過度とならないように、適宜、指導・是正を行う。
- 校長は複数顧問の配置を行い、過度な負担が生じないように配慮する。
- 部顧問は、年間及び毎月の活動計画を作成し、校長に提出するとともに毎月の活動実績も報告する。下記指定フォームを使用する。
- 年度末の会計報告も指定フォームに則って事務長に提出し、校長に報告を行う。
- 文化部は、発表会前の活動については文化部活動の特性を踏まえ、活動日や活動時間について柔軟な対応とする。しかし、その場合でも年間1 0 4 日以上の休養日設定を守ること。
- 本方針の運用は、2 0 1 9 年4 月1 日から行う。
- 休養日及び活動時間
休養日(部活動を行わない日のこと) | 活動時間 | |
---|---|---|
中学校 | 週あたり2 日以上(平日1日・週末1 日)とする。 年間1 0 4 日以上。(1年間52週) | 平日: 2 時間程度 学校の休業日: 3 時間程度 |
高等学校 | 週あたり平日はすくなくとも1 日、週末のうち少なくとも1 日を休養日とすることを基本とする。 週1 日以上のノークラブデーを含め年間1 0 4 日以上。 週末の休養日は原則として月当たり2 日以上。 | 平日: 2 時間程度 学校の休業日: 4 時間程度 |
備考:
- できるだけ短時間に、合理的で効率的·効果的な活動を行う。
- 朝練も活動時間に含む。朝練を行う場合は、放課後の活動時間を短くするなど、生徒の負担とならないよう工夫し配慮を行う。
- 準備や片付けの時間は活動時間に含まれない。
- 学校の休業日に練習試合などで4 時間以上の活動となる場合は、生徒の健康管理に十分配慮して休憩時間を適切に設定し、無理のない活動をするとともに、その後の休養日を設けるなど、学校生活に支障のないよう配慮する。
- 長期休業中については、生徒が十分な休養を取ることができ、部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう、ある程度長期の休養時間を設定し、明記する。
- 大会や練習試合等については、日程等を十分に考慮し、過度な負担とならないようにする。
- 合宿における活動時間は特に設定は行わないが、過度な負担とならないよう配慮する。
- 活動日は、朝練や自主的な活動も含めて、必ず顧問かコーチがその時間の管理責任者として付き添うことが必要である。
3. 指導について
- 部活動の指導に当たって、体罰は、いかなる理由があっても、決して許されるものではない。
また、威圧的な言動等による指導によって、生徒の意欲や自発性を損なうことのないようにすること。 - 適切な指導方法、コミュニケーションの充実等により、生徒の意欲や自主性、自発的な活動を促す。
4. その他
- 事故の未然防止のため、施設・設備の点検を定期的に実施する。
5. 各書類フォーム
- 年間・月間の活動計画書
- クラブ会計出納報告書部費・合宿遠征贄別
会計出納報告書は、毎年年度末に校長宛に提出し、監査を受けることとする。