文化祭での支援活動に関わった生徒の感想
今年の3月11日、東日本で大きな地震が起きました。テレビでは地震や津波の映像が途切れることなく流れており、私はテレビの前から動くことができませんでした。そこで、当時同じ2年生の赤浦さんと、女学院の力で被害にあっている人のために何かできることはないかと考え、翌日の朝一番に校長室に乗り込み、安田校長先生にお話しました。そして、迅速に対応していただき、在校生、卒業生、教職員の方々の協力により、300万円を超える義援金を集め、被災地にお届けすることができました。それから、継続的に被災者支援を行うことに意味があると、『東日本大震災被災者 支援の会』を立ち上げました。立ち上げてからは受験生であったこともあり、後輩に運営を任せていましたが、続けて街頭募金やチャリティーコンサートなど、後輩がすすんで行動していることに喜びを感じていました。それから、幸いにも機会が与えられて文化祭で『支援の会』のお手伝いをさせていただけることになりました。
私は主に、石巻やきそばの注文と飴の販売を担当していました。初めに話を聞いたときは実際に料理された焼きそばを売るのではなく、生麺を石巻から発送する郵送の注文だったので、売れるのは難しいのではと思っていました。しかし、できる限り頑張ろうと、他の高3メンバーも奉仕というのを常に頭において、時間を費やすことや労働することを苦とせず努力しました。装飾、調理法のビデオ作り、申込書の作成など、一つひとつ丁寧に取り組んでいる友達の姿を見る度に感動するばかりでした。そして、当日は注文して下さる方、決して安い値段ではなかった飴を購入してくださる方々を見て素直に嬉しかったのを今でも覚えています。私たちがこうして支援の会のお手伝いをした裏では、後輩たちが企画を考案するために何度も話し合ったと思いますし、先生方が手伝ってくださったこともたくさんありました。実際に販売したのは私達でしたが、気持ちは生徒みんな同じだったと思います。被災地の方々のために役に立ちたい、そんな思いが行動の原動力になっていました。文化祭の2日間、みんなの笑顔が輝いている、素敵な時間を過ごすことができたように思います。
話は変わりますが、地震が起きてからまもなく、私は学校の活動とは別に街頭募金を1ヶ月間していました。そのときにある方から、「こら。偽善者がふざけんな。お前らの何が偉いんだ!」と怒鳴られた事があります。その言葉は非常にショックでしたが、自分の行動が軽かったのかな?ともう一度自分の行動の意味を考えるきっかけとなりました。大阪で何の不自由もなく過ごしていますが、私達も何かできることはあるはずです。その、できることを全力でやればいいと、その時に確信しました。それが当時の私にとっては募金活動でした。中には暴言を吐かれる方もいましたが、多くの方は励ましの言葉をかけてくださり、そこに笑顔があって愛情を感じることができました。自分をよく見せるための募金活動ではなく、被災者の方々のために全力で取り組む、その1番大切なことを学びました。こうして、女学院に通いながら大切な事を学び、経験できたことに誇りを感じています。これからも被災地への支援は必要であると思いますし、支援の会、後輩が受け継いでいってくれたらなと思います。支援の会の先生方や後輩を始めとする、文化祭で足を運んでくださったすべての方、高3メンバーに感謝したいと思います。 pray for japan!
今回の支援の会では、ヘアピン作りと石巻焼きそば、飴の販売をさせていただきました。今までは、募金を募り、お金での支援という形でしたが、今回は被災地の焼きそばや飴など売ることで被災地の企業を支援し、このような支援の形もあるのだということを学ばせていただきました。ヘアピン作りでは、自分達が作ったものを届けるという事で、より気持ちのこもった支援ができたのではないかと思います。そして、教室に来てくださった方には、今まであまり知ってもらう事ができなかった『支援の会』についても知ってもらう事ができ、よい機会を持てたのではないかと思いました。今回の支援でも、前回と同様にたくさんの方のご協力のおかげで被災地の方々を支援することができました。たくさんのご協力、本当にありがとうございました。




