人権教育―人間を大切にすること―

解放教育の目的

本校の「教育方針」の中に「人権尊重の精神をもつ人間を育成する」とあります。また、「自分を生かし、他の人を生かす人を育成する」ともあります。
本校の教育活動全てがそれらの方針に基づいて行われるわけですが、とりわけ「解放教育」は直接的にそのことを目指して進められます。
人権を尊重し、自他を生かすことができるようになるためには何が大切か。それぞれの個性を尊重し、違いを認めあって生きることのできる関係を築いていくために必要なことは何なのでしょうか。
世界人権宣言には、「すべての人間は生まれながらにして自由で平等であり、何人もその人権を保障されなければならない」とあります。しかし、私達の周りには、いまなお不合理な様々な差別が存在しており、基本的人権がおかされている事実があります。
また「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となり」「非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすい」(ヴァイツゼッカー)という言葉もあります。
歴史に学び、現実を見つめ、世の中の動きについて自分の目で見、自分の頭と心で考えることが何より大切なことでしょう。

主な実施内容

本校では「全ての人間は平等である」というキリスト教の精神に基づき、憲法の精神、人権を守る精神を大切にして部落差別・民族差別・障害者差別・性差別・平和等について正しい認識を持ち、あらゆる差別の解放につとめることができるように解放教育(人権教育)を進めていきます。「解放」という言葉に自分も含め人間の心が真に自由で、解き放たれたものになるようにとの願いを込めています。
各学年毎にテーマを決めて行うロングホームルーム(『解放ホームルーム』と呼び、年間6回程度実施されるもの)や中高全体で行う『全体解放』(演劇鑑賞・コンサート・講演など)を中心に学んでいきます。また「ありらんの会」(韓国舞踊のクラブ)「パラム」(「風」という意味のボランティア活動クラブ)などの生徒会活動も行われています。
ひとり一人が日々の生活の中で、自分(の中にある自他を差別する心)を見つめ、周りで起こっていることをよく見て判断し、責任を持って行動することを通して、共に学び成長していきましょう。